ろじうらのあかり

好きだからこそやるんじゃない やってるからこそ好きなんだ

感想:Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 第4話「親近敵人」


 今回は媛と蠍瓔珞ちゃんの誘惑天丼なかったのがちょっと心残りです。

3話 5話

 

 

 殤になれなれしく話しかけてくる見知らぬ男に対して警戒音を出す浪巫謠さん、でかい犬かなにかのようで萌えますね……。

 「友だから手を借りるのか、手を借りてしまったから友なのか。そこの順逆は見極めが難しい」って、初見でめちゃくちゃ笑ってしまったけどこれアレじゃん、後者は「借りを作ってしまったので縁が生まれた」ってことじゃん……やめろ、その、モジカと学生時代のトラウマが蘇る。そこを言い換えることで自分につなげるこの凜雪鴉、相変わらず口が上手いので殤さんの諦める気持ちもわかるがそこで諦めてはいけない気がする。
 そして「(トラブルメーカーを引き寄せる)殤を追ってもすぐに逃げおおせるから手を変えてみた」って平気で言うのでな……。「目を付けている」という事を隠しも悪びれもしない。
 
 聆牙くんさあ……かわいすぎん……?三者の間に流れる妙な緊張感をものともせず「おす!」って挨拶しちゃうのかわいすぎない……?あと浪さんの爪弾きを受け取って「そうだって」って答える所もいちいちかわいい。欲しい。でも浪さんの手元にあってこそという感じもするし。
 
 「ここ最近西幽からの人間が多いんだけど、鬼歿之地渡るのってそんな簡単だっけ?」という視聴者の疑問を代弁してくれる凜雪鴉。殤さんそこでギクっとするんじゃないよこの正直者……もうかわいいな。
 竜の話が出たときも自分から話し出しちゃうしな……こうポロっと話しちゃうの、真面目に毒で弱気になっているのだろうか。
 鬼歿之地を渡りやすくなったのは「殤不患が渡る際に降りかかる障害を払いのけていたせいで、鬼歿之地を根城にする魔獣や集落が軒並み弱体化していたから」という事実が発覚しました。殤不患、ロードローラーか何かか????
 「そんな人間を相手にするなら人質を取るか毒を使う。私だってそうする」俺だってそーする(京兆兄貴)。
 
 凜が薬箱や瓶など細々したものを扱うシーン、見入ってしまうなぁ……扱っているのが人の手だと錯覚してしまうぐらいに自然な演技で、躁演師の業を感じるカットです。あと、殤さんが肌に針を刺して血の玉が浮くシーン、マジでどうやって撮ってるんだろう……このカットだけ肌の材質をシリコンやゴムに変えて、下に血の袋を置いて貫通させることで出しているんだろうか……。VFXや特殊メイクのメイキングを見るのが好きなので、ついこういう事を考えてしまう。
 獣は要するに毒蛇のことなんだろうけど、そこで「弱い毒には強い気をぶつけんだよ!!!」ができるの、生体エネルギーとしての「気」が存在する中国武侠ファンタジーならではだよなってちょっと思います。
 「獣の格上の同類ってなあに?」って……聆牙くんなんなの……?君のそのかわいさは一体なあに……?
 それで、殤さんを置いて鬼歿之地に向かった凜と浪さんですけど、これな~~~~なんか凜が「浪を竜にけしかけて実力を見よう」としてる感すごいよな~~~~~~~~実際高見の見物かまして「お前こそ手の内を見せろ!」って浪さんに怒られるわけだし。
 
 蠍瓔珞ちゃんほんま好き……うつくしい……かわいい……蠍瓔珞ちゃんと嘯狂狷の間で腹の探り合いしているシーンとても好きです。
 
 「ただ、愉快だ、という一点にのみ尽きる」のカットの凜、なんでそんなに可愛らしいポーズしてるんですかね……不覚にも「可愛い」と思ってしまった自分と「腹立つ」の間を反復横跳びする類いの感情に見舞われるな……。そして平然と座り込むので「腹立つ」の方に針が振れるのであった。お前ーッ!そんなキセルから火を噴くなんてありきたりなもん1期で影も形も見せへんかったやないかお前ーッ!!!
 そういえばここら辺で流れてたBGM、「Roll The Dice」のアレンジですね。
 
 聆牙くんの変形シーン、完全にニチアサ特撮の類いで「!?私何見てたんだっけ!?!」という感想になった、もうほんとうに聆牙くん何してもかわいいな……その変形機構、意志を持つ前からあったのか気になる。
 
 立てた計画は上手くゆかず、腹の底が知れない相手を同盟と組み、侮っていた行脚僧こと諦空さんにすらも剣技をひょいひょいと避けられ「拙僧の命に意味はない。だがそんな拙僧にすら避けられるそなたの剣は、さらに意味が無い」と言われ転ばされてあしらわれ、蠍瓔珞が七殺天凌を抜く未来、或いは誘惑に負ける未来が徐々に近づきつつあるんですけどやだー!蠍瓔珞ちゃん長生きしてくれよーッ!!!(じたばた)でも媛のお声聴きたい……ウウ……(葛藤)
 最後が自分の剣を見つめる蠍瓔珞ちゃんのカットなのが意味深ですよね……。
 
 諦空さん、予想していたよりも死にたがり、というわけではなくて安心したような、そうでもないような。