ろじうらのあかり

好きだからこそやるんじゃない やってるからこそ好きなんだ

感想:Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 第6話「毒手の誇り」

 
 あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!瓔珞ちゃんいけませんあーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!(予告の話をしている)
 あっでも来週には媛がいっぱいしゃべる……媛の囁きをいっぱい聴ける……(魅了済み)
 
 

 

 完全復活して嘯狂狷と打ち合う殤さんに「私を無視するな!!お前は私が絶対に殺す!!!!」と食いついていく蠍瓔珞ちゃんの好感度がマジでうなぎ登りで、いや彼女が至上としている「使命」も要するに「殺して奪う」だからロクなものではないんだけど、剣の強さという正道ではなく、毒を用いる道を歩むからこその矜持があると激昂する様、最高でした。その後の有り様も含めて最高だったし、躁演の表現は生死一劔の殺無生を思い出しました。今回、高垣彩陽さんの演技が凄まじかった……こっちまで悔しくなるような演技で、躁演との相乗効果が凄まじかったです。美人が悔しさに膝を折り砂を掴む様はどうしてあのように美しいのか……(溜息)。

 
 それにしても凜雪鴉殿、あまりにも棒読みが過ぎたので、1期の大根役者の事悪く言えねえな……って思いました。あれはあれで鳥海さんの演技が凄まじいんだが。まあアレはわざとやっている事だとは思うんですが、戸惑う殤さんがちょっと可愛すぎたな……殤さんが独りごちて零した「掠風竊塵」の名を聞き漏らさない嘯狂狷、やっぱ悪人やってるだけの事はあるんやな、って感じがする。「掠風竊塵」の名は1期で俗世に疎かった丹翡ちゃんですら知っていたのでルパン三世的な認知なのでしょうけど、その名を聞いた地方役人のおっちゃん、リアクションがすごくて「DIOに友達になろうと言われてゲロを吐いた花京院みたいになってる……」って思いました。
 権力なぞどこ吹く風の殤不患どの、流石だなぁ。
 
 で、諦空さんなんですけど、「善行を積み、最終的に全てへの執着を捨てカルマから逃れ輪廻から脱却する」という仏教の教えと真逆の「執着を求める」人だったんですね……やっぱ虚無を拗らせてるんじゃないか!!!(頭を抱える)
 「目の前にありながら、ただ、絵物語を読み聞かされているだけのようだ」ってこう……「自分が起こったことの只中にいる」という、「当事者意識」は一体人間のどこから生まれるのだろう、という事に思いを馳せそうになってしまう。所でその数珠を繰るシーン、いいですね……躁演師の業……週刊躁演師の業って感じで、いいですね……。
 あとここのシーン、「諦空が目を閉じ、次のカットで蠍瓔珞が目を開く」というカット割りが多用されていて、何らかの感情が二人の間を行き来しているような演出が非常によかったです。情緒の塊って感じやった。
 
 さておきそういう「満たされない伽藍堂」を抱えていると判明した諦空さん、やっぱ媛抜くんじゃないかな……大丈夫かなこれな……サンファン媛が「わらわは飢えておる」って言うか言わないかによってきますね……。
 踏まえて、浪さんが「お前は悪だ!」認定するのもまあ、まあね、わかるよ。理屈を超えた個人の感覚だからこそ「納得されないのがわかってるから、助太刀も頼まないし、邪魔されたって文句も言わない」のはあまりにも……わかる……筋が通っている……。そして頭を抱える殤さん、西幽でもこんな感じで苦労したんですかね……ここのカット、目の下にクマがあるように見えるけど塗ったのかな。しかしこんな浪がほぼ無償の友情を向ける相手が底抜けのお人好し、殤不患なんだよな……。「お前は殤のためにならん!」なんだよな……。
 聆牙くんの「答えは探して見つけるものじゃなくて、何を答えだと思い込むかで決まる」その言葉はモジカを通った俺に効きますのであのちょっと(鳩尾を押さえる)。それにしても「りょーが、へんけーい」のだるだる変形シーンちょーーーーーーーーーかわいかった。君は本当になんなの。
 諦空さんに出会ってからの浪巫謠、やたらバシバシまつ毛の美しいお目々をドアップで写すので「フギィ!やめろ顔が良い!!心臓が高鳴るのでやめろォ!!」といちいち呻く羽目になった。別に責任は取らなくていいけど、6話は目力が強い回だったなって思います。
 
 
 え??????7話のサブタイ?????うるせえ知るかもう見届けるだけなので!!!!!