ろじうらのあかり

好きだからこそやるんじゃない やってるからこそ好きなんだ

感想:Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 第7話「妖姫の囁き」


 次回予告そのタイトルであの人をチラとも見せないのなんなのやめてよね

 聆牙くんのメタ発言清涼剤だった ほんとうに

 6話 8話

 



 蠍瓔珞ちゃん事実上のお弁当じゃん!!!!!!!これ事実上のお弁当っていうか完墜ちであり精神の死じゃん!!!!!!!俺は哀しい!!!!!哀しい!!!!!

 1期でもありましたね、「対象を追い詰め過ぎて予想外の規模をもたらす行動に出てしまう」って奴……本当にヤバい、絵面にするともう最高にヤバかった、布袋劇のスピード感でバッサバッサ死んでいく。血みどろ。最高。(バンチャ配信なので殺戮シーンもオールカラーです)戦慄とカタルシスがいっぺんに解き放たれるシーン最高でした。

  それにしても、高垣彩陽さんの「ああ、甘い……!血が甘い!」あたりの演技、完全にシャブでガンギマった人間の声をしていて「これはもう戻れませんね……」って感じすごかった。6話もそうでしたけど、激情に駆られた人間の演技が上手い方なんやな……株が爆上がりじゃし声も名前も覚えた。こんなん覚えるわ。

 媛に関しては「めっちゃいい空気吸ってらっしゃるwwww最高に楽しそうですねwwwww」って感じです。悠木碧ちゃん、若干ターニャおじさんみがある気がするけど、ここまで人間を見下して好き放題やっているのであればあの傲岸不遜ぶりも当然である。むしろターニャおじさんを経たが故の妙味……大本(おじさんの転生前CVは鳥海浩輔)がすぐそこに居るしな!

 それにしても忠義を抱くからこそ、主からの評価を賜るために自分から進言して西幽から東離にやってきて、それ故に忠義に迷い苦しんでいた蠍瓔珞ちゃんと諦空さんが話しているシーン、完全に先達と問答をしている感じで微笑ましかったし、「自分の命だって主の宝(リソース)なのだから、評価を求め命を危険にさらす事は主の財産で博打を打っているのと変わらない」「忠義というならば、無理をせず自分に出来ることのみを積み上げよ」という諦空さんの回答、「お前……そのまま悟りを得ることが出来る日も遠くないのでは……?」って感じなんですけど……彼にとっては悟りは重要ではないしな……川向こうの灯りに憧れて、川を渡って仲間に入るための手段、「共感」を抱けない人なので……。あるいはそれが見つかってしまうのかは、まあこれからなのですけど。
 
 武侠、別に「武士」でも「騎士」でもいいんですけど、「武」を第一に置いた人間が社会に関わろうとすると少なからず「誰彼構わず力を振りかざすような者ではありませんよ」「武を奉じない者を傷つけたりしませんよ」という事を示すために「礼」「作法」というものが発達するもので、というかそれが「精神性という名の枷」として「必要」なのです。故に武侠は「感情のままに動かず、自分が奉じ、誓う精神性、行動指針に従い動く」という建前が必要になるわけで、それが「約定は決して違えぬ」「一宿一飯の恩」「義によって助太刀いたす」「お地蔵さんが雨の中で濡れているもんだから、俺はその娘を助けなきゃならん」などの、「おめーらめんどくせえな!!!」というやり取りの元であり、ひいては妙味とも言えるわけで。
 だからこそ忠義も名誉も忘れ、「快楽」という欲望のみに塗り替えられてしまう様の痛ましさよ。もはや武侠ですらなくなった蠍瓔珞ちゃん……俺は哀しい……。

 で?????殤さん?????
 七殺天凌と過去に対峙したときは「小童」だったですって???????
 あなたいつから魔剣回収して封印してるんですか??????? 殤さんは気功使いなので、例えがジョジョでなんですが波紋使いみたいに見た目と実年齢が伴っていないという可能性さえ出てきた。何てことだ……いやマジで何てことなの????
 それでも七殺天凌が記憶の中の小童と現在の殤さんを見て結びつけられるくらいなのだから、面影はあるのだろう、とは思うのですが。
 「小童」……こわっぱ……揶揄ではなく……マジで……小童……そうか……。

  嘯狂狷はなー。魅了されきって七殺天凌を手に入れようと喪月之夜もガンガン使っていくんだろうなあ。そこから凜が七殺天凌を知る流れかなーって思います。

 なんかもう今は……蠍瓔珞という女のことで……いろいろキャパがオーバーしてるから……。