ろじうらのあかり

好きだからこそやるんじゃない やってるからこそ好きなんだ

2022/08/20 モウカザメ が あらわれた!(食卓に)

 

 地元のスーパーは見慣れない魚介が入ってくることに定評があるのですが、今まで心臓しか並んでいるのを見たことがなかったモウカザメの切り身が1枚100円で売っていたので、これは食べねばと思いお買い上げしました。

 

 

 そんな訳で以下は調理風景と味の感想です。

 

 

 これが気仙沼からはるばるやってきたモウカザメ(ネズミザメ)の切り身。子供の手のひら程度の大きさです。白身魚というよりはビンチョウマグロを彷彿とさせる色合い。

 

 つややかな見た目からも分かるように脂が乗っています。素手で触るとべったりと手に付くレベル。

 サメなのでアンモニア臭が気になる所ですが、新鮮だったからかはっきりした臭みは感じませんでした。

 

 鮮魚担当のおじさんは「ムニエルやフライがいい」とのことだったので、ムニエルに。塩を振って小麦粉をまぶします。


 バターを引いたフライパンでじゅわー。

 

 3分ほど焼いて裏返したところ。身が白くなり、水分とアクのようなものが少し出ています。思ったよりもぜんぜん身が縮まないのでちょっと驚き。

 

 焼けたわよ~!ばんごはん!(お皿は無印のランチプレート小です)

 

 拡大。身の間にある年輪のような層はゼラチン質っぽい。

 

 箸を入れた時に「弾力」を感じましたが、口に入れたときはほろっと崩れてさほど油分も感じず、ツナとブリの中間のような食感で味は淡泊。バターのコクとよく合って美味でした。


 この結果になったのはムニエルという「食材の水分を閉じ込める」調理法にしたおかげなのかもしれないな……こうしてブログ記事にしてみて、「素の状態で焼いて味の比較が必要だったな」と思っていますが、個人ブログだし肩の力を抜いてちょっと足りないぐらいでよいという事にしておきます。(ハードルを下げていけ)

 

 もう1枚は半分に切って照り焼きにしました。

 これが大当たりでメチャ美味かった、淡泊でフカフカの身と甘辛い味を吸った小麦粉の衣とのコントラストが最高でしたので、皆様もモウカザメの切り身を見かけた時は照り焼きにしてください。モウカザメの照り焼き、オススメです。

(七味振った自分を無限に褒めたい)

 

 

 またなんか変なお魚が入ったら記事にしたいですね。

 ちなみにもう一度巡り会いたいのはハチビキです。メチャウマ……だからよ……。