ろじうらのあかり

好きだからこそやるんじゃない やってるからこそ好きなんだ



 凍京NECRO霧姉ルート、別名エチカちゃんルートをクリアしたので、感想を言います。


 





 ・どうしてニトロ記念作品の主人公は性的にアレっていうか、これはもう完全に五勝さんの価値観が早雲と決定的に合わなかったし元軍隊出身ならではのマッチョイズムは……戦闘ではそれも一つのやり方ですけど……少年に対してそれは駄目ですよ五勝さん……みたいな感じがする、指導者としてはまあオッケーでも養育者としては決定的に大事な所が欠けてる系の人だ……。
 ・皆早雲くんのパパの事好きすぎて早雲くんを前にしても早雲パパの話しかしねーので、そら「凍京ぐらし!」(ニトロプラス2016年エイプリルフールネタ)で早雲くんあんな顔もするよね無理もねえ(つらい)(本当につらい)
 ・エチカちゃんが早雲を性的なパートナーとして見ない、ビアンであって本当によかったとすら思う。
 ・お前そのカウント何だよと思ってたらそういうカウントなのかよ……………………(胃を押さえ)。流石にこれがイリアルートの訳はねえ筈だと思ってここで攻略を調べたら霧姉ルートに入ったことが判明、つーかこのゲーム各ルート入りするための選択肢が二つしかない
 ・エチカちゃんがかわいくてかっこよくていい女でイエーイって感じで……のびのび生きる獰猛さ、現実の冷たさに縮こまって動けなくなる脆さ、どのエチカちゃんもカワイイ……カワイイ……全て知ってその上で「牙野原エチカ」を貫く彼女は本当にかっこいいぜ……あとエピローグでそんなかわいい声出すとは思ってなかったぞ君はどれだけいい女なんです?!
 ・出生の絡みに関してはマジで「ゲエーーーーーーッ!?」って叫んでしまいました、ニトロのお家芸だったし、そういうの近未来で遺伝子ホイホイ弄れるからこそのクッソ面倒なややこしさだよなあと思う……かつてそういう事を提案し実行に関わった紫さんが後に似たような目に遭う、因果だなあ。
  ・鉾康さんの語った戦後のくだり、米中戦争のモデルは、語感も相まってほぼ確実にベトナム戦争だよな……戦後処理というのは多岐に渡るし、技術が技術である事も相まって余計にそうなった感じがする。
 ・よくよく考えると「死人を再利用する」の、技術として確立する前に生理的嫌悪感とか本能的忌避感としてどうなんです?と思うけど、一度戦場に出されて一定の効果出しちゃったらそりゃ積極的に採用するよな……多分この作品、「ネクロマンサー」という初期企画の段階で「ゾンビもの」という事は決まっていたのでしょうし、じゃあそれをどうやって説得力を持つ形で物語の中核として取り込むかというのは手腕が問われる所だと思うんですけど、「永遠の冬」という、現実に遊ぶプレイヤーからすると遠い世界を打ち立てたのが大きいのかな。マゴットベイツやってから、余計にそういう事を考えるようになりました。
 ・ソフィア・柏崎さんのエロシーンはいやあ興奮しましたね……
 ・鉾康さんは装甲悪鬼村正でのおじじなんですけど、演技すげーなって思う、普段鉄面皮で通しきって感情がゆらぐ時ですら、どうしても押さえきれないものが溢れるというより滲み出るような感じだったので。
 ・演技すげーなと言えばコン・スーちゃんが、というか木村あやかが全体的にすごい、自然などもり方だった
 ・「蓮の台の半座を分かつ」、は鉾康さんと紫さんの事でよいのだろうか
 ・このルートではメインの二人はともかく、サブの皆、誰も彼もが「そう」なっていくの、絶望感がすごいんですよ……最後に誰が、何が残るんだろうと思っていた所の「彼」で、「彼」に希望があって、「彼」が希望をくれてよかったなと本当に思いました

 その他なんかいろいろあるんですが思い出したら書きます。
 次はみつみん、コン・スー、ラストにイリアちゃんかなー