ろじうらのあかり

好きだからこそやるんじゃない やってるからこそ好きなんだ

日報:2018-03-04


 近頃は大きめの出費が多くて金銭感覚が狂わないようにとそればかりを考えています。おひっこしとかね……いろいろとね……。春だからとかそういう話ではない、大転換が自分の身に起ころうとしている。起こそうとしているものもあるにはあるのでそれに関してはがんばります。

 以下は「凍京NECRO」について、ブログでは書いていなかった話です。


 



 Substance-Conceptという存在は本当にあの状況下でしか起こらなかった奇跡である、と当時に、あの子はどこまでも「個」であり本質的に「孤独」である、という事を噛みしめています。

 孤独でなければ、「自分」と「その他」の境目を知らなければ、宝形イリアが語りかけることがなければあの子が「手を伸ばす」事は永遠になかったのだろうし、そもそも「凍京」が他の都市との接続手段を持てないという「孤立都市」でなければ、「限界」がなければあの子の意識の芽は世界中に広がり続けていってそもそもイリアが存在を感じ取れるほどの意識すら生まれなかったのでは、と思うと、サブコンマジで尊いし、サブコンにあの姿を与えた宝形イリアが「友達」、サブコンと対等の存在として接してくれたの本当によかったなあと思うわけです。

 桜井光スチームパンク冲方丁にどっぷり浸かっている身なので「手を伸ばす」という事に関して、というか「接続」とか「自発的な感覚への意思、行動」という事には相当琴線を揺さぶられているという自覚がある。

 サブコンの話と微妙にかぶるんですけど、イリアの「21世紀のオタクカルチャー趣味」、21世紀に生きてるオタクである我々のあるあるネタとして機能していましたが、早雲たちには通じていないので「21世紀のオタクカルチャー趣味の文脈を網羅しているわけではない」プレイヤー層に優しいなって思いました。こう、時々「この層には通じると思ってネタなのか引用なのか曖昧なまま読者置いてけぼりでパロディをやる」話って結構あるわけですよ……自社ネタならともかく(これも私個人の許容範囲です)っていう……。でも凍京NECROではイリアがちょっと芝居がかった喋りをしたら周りの人間(主に早雲)が「?」って反応をしたり「いつもの話だろう」で流してくれるのありがてえなって……思って……。

 そして私も大概イリアちゃんが振ってくるネタの大半がわかるのなかなかにアレだけど別に人に迷惑かけてるわけじゃないのでどうでもよかった。