ろじうらのあかり

好きだからこそやるんじゃない やってるからこそ好きなんだ

感想:ゴブリンスレイヤー1話「とある冒険者たちの結末」


 なんか変なの、動いて喋る。
 ゴブリンスレイヤーアニメ化、および全世界同時配信おめでとうございます!!
 
 前々から喋ってはいた(ドラマCD)けど、動きも加わったのはこれが初!
 いやーなんて時代だ。
 多くの喜びがある。それなりに不安もある。私は今生きている。

 AA版まとめブログからずっと追っていた身なので、原作既読の立場からの感想になります。

 

 


 洞窟の入り口でトーテムが立っているの、一発で「あーっいけません!!!トーテムですいけません!!!!」となってしまうので画の説得力がすごいし、「これは何だろう?」という意識より「ゴブリンは所詮雑魚なので」が上回ってしまいああいう結果を招くの、本当に知識不足と想像力不足は身を滅ぼすということがよくわかってしまうな……。

  一つ言わせていただくと、女神官ちゃんの「地母神に祈りを届けるための杖」が、「ゴブリンの子供を撲殺した棍棒から滴る血」で汚れるカットで最高に興奮しました。「冒険の現実、ゴブリンという魔物の現実、ゴブリンに負けた冒険者の現実、知らなかった「現実」を知って、彼女自身の穢れなき信仰が穢され、揺らぐ」という事が一発で解るシーン……「演出ーーーーーッ!!!」って感じで、最高に興奮してしまいました。ここ最近の自分、制作技術や演出面に興奮しすぎだと思う。いや、でも勉強になる。とても。
 まあ、初っぱなの女神官ちゃんの絶望顔にもニッコリもしました。うん、それは認める。いい顔をしていたよな。

 スタッフロールに漫画版が別枠で上がっていたり、漫画版担当の黒瀬さんが「漫画から描写を相当拾って貰えてる」というコメントをしていたので、試し読み版で確認したら、あの描写はアニメオリジナルだったので、余計に興奮した。それにしてもホブゴブリンの頸椎を折るゴブスレさん、とても「プロ」でしたね。かっこよかったぜ……。彼の登場によって空気が一変するシーン、頼れもするし恐ろしくもある。
 ガチのマジで「ゴブリン退治だけ」やって「在野最高」とされる銀等級まで上り詰めた人なので。そして彼の深い所は、今後明らかになっていくはずなので、アニメから入ったひともお楽しみだ。

 女神官ちゃん、ギルド登録のシーンで「何かあった時」という台詞にわりとすぐ応えていたり、ゴブスレさんに「どうする」と聞かれてあまり葛藤せず「行きます」と答えるシーンはやっぱり「尺ゥ……」ってなったなー。個人的には規制方面よりそっちが気になってしまった。

そんなこんなで「画ならではの説得力」と「画ならではの説明するさじ加減の難しさ」をいっぺんに浴びて私は混乱しているんですが、今はとにかく大好きな作品がアニメ化されたという事実を噛み締めていたいです。ほんと、一体何がどうなってこうなったのかわかんねーよな。くも老師が一番わかんないと思うけど。

 ラストのシーンで「骰子を振る音」がするの、とても良かったです。アニメで「神様」の二人がどう描写されるのか、楽しみ。

 あとニコニコのコメを見ていると、「長い剣を洞窟で振り回して引っかかる」という描写、「ダクソであった」「俺もダクソでやって何度殺されたか」って皆言ってて「ゴブリンスレイヤーはフロムゲーだった……?」という思いに駆られるので大変に好きよ。