ろじうらのあかり

好きだからこそやるんじゃない やってるからこそ好きなんだ

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 第9話「強者の道」



 バンチャ配信組だったんですけど、ぶっちーをミュートし損ねていて報告を浴びてしまい「なんかそんな感じらしい」とは知ってました。知らないまま見たかった……。

 何はともあれお弁当です!!!!殺無生あたりと楽屋から突っ込んでいればいいよ!!

 8話 10話


      

 だからってマジでこっちでもセットで持ってくるか!?とも思ったし、「私は……ぶっちーのレッドドラゴンに対する思い入れを甘く見ていたんだな……」 という気持ちにもなりました。
 諦空さんの俗名が「婁震戒」とはなー……予想外にも程があったなー……。
 あと闇落ちした僧侶の辮髪が解ける(教義はつまり戒めということなんだな……)のは霹靂布袋劇にも同様の演出があるそうで、「レッドラと霹靂布袋劇、どっちも知っていて初めて予測がつくとかそんなんぶっちーにしかできないじゃん……」 つって大の字に転がるしかできませんでした。

 怯える蠍瓔珞ちゃんいっそかわいいんですけど、これ完全に「ヤクが手放せないけど金が用意できない中毒者」の様相なのであまりにも哀れが過ぎる。
 「他人の血を吸えないならお前の血をよこせ」と言われて怯える瓔珞ちゃん、七殺天凌の刃で斬ると「他人の生気が流れ込んでくる」のを知っているから、それを奪われる側に回るのが恐ろしかったんだろうな……。それでも振り払って封印のお札投げられる所、本当にすごいよ……。
 眠たげな媛の演技最高っすね……と思いつつ、「これでは支配するものが変わっただけで、生殺与奪を握られていることに何も変わりはないではないか……」と嘆く蠍瓔珞の涙が痛ましい。皆も、絶体絶命のピンチに手を差し伸べてくる相手のことはよくよく注意したほうがいいぜ。


 嘯狂狷にまるきり罪人の様相で縄を打たれて宝の案内場所へ歩かされる凜雪鴉、BのLが捗りそうなそれですけど、凜にしてみれば些事なんだろうな、正直。嘯狂狷の「盗賊なら宝をため込んでいるだろう」という至極当たり前の思考回路に「あーわかってないな……そいつは人の矜持をブチ壊しにして盗む盗賊なんですよ……」 って頭抱えさせられるのとか、凜の褒め言葉が嘯のビジョンと微妙に噛み合ってないのとか、こう……着実に凜の目論見が育っていってる感じがして来週が楽しみです。ぶっちー、こういうの書かせるとめちゃくちゃ上手くない??(アニゴジの方向を見ながら)(3章まだ見てません、贔屓の劇場で見ます)

 そして殤さん。殤さん……あまりにもかっこいいな……馬鹿というよりリスク管理の側面では最悪っちゃそうなんですけど、ある程度自分で対処出来ちゃうのがまたこう、な……(ろくろ)
 殤さんは「人を斬るのは難儀な事」で、見栄のために命を投げ出す手合いが大嫌いで、というか「生きてさえいれば変わったり、出会ったりする可能性はある」という事を信じている人なので悪人でさえも生かそうとする所は1期からずっとあって、私は殤さんのそういう所が好き(実際瓔珞ちゃんも出会いによって変わったので……)なんですけど、2期はとことん巡り合わせが悪いなぁと感じています。なんていうか、1期で丹翡ちゃんが牢に捕らえられた時に言った「正しく在ろうとした事を悔やむんじゃねえ」と告げた事を思い出します。「自分が助けた、見逃した人間が、自分が助けたまた別の人間を殺める」という、諦空さんを責めたそのまんまが返って来たりもしていますし、まあ、そういう所に怒るのは殤さん本人というより浪さんっちゃそうだな……。あっそう、浪さんと言えば、蠍瓔珞の開いたままの目を閉じるシーン、すごくよかったです。悪は悪、けれど死んだらみな仏、という精神が出ている気がします。

 それにしても蠍瓔珞ちゃんと諦空さんのシーン、二人とも演技がはっきり変わっていてそれがとてつもなく不穏、というすごいシーンだったな……。カット割りも「不穏」の二文字に尽きた。不穏がビリビリ伝わってきて、それに気付いていないのが蠍瓔珞ちゃんだけという……「旅は終わった。答えは得た」に対しての「え」がもうゾクゾク来ました。

 諦空さん、9話ラストでは蔑天骸みたいな髪型になったと思ったら予告でサークレットつけたゴッテゴテのお姿になっていて「!?」ってなりましたが、公式サイトでのキャラデザイナーが僕らのなまにくATKさんなので小躍りしています。
 た……楽しみだな……。以前諦空さんの頭皮が赤っぽいのを「苦悩に流す血のよう」と言いましたが、そうか……これからは血を浴びて吸い上げる赤なんだな……。