ろじうらのあかり

好きだからこそやるんじゃない やってるからこそ好きなんだ

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 第13話「鮮血の恋歌」


 感想書くのにどんだけ掛かっているのかというお話ですが、こちとら連隊戦と凍京NECROスーサイドミッションのオープンβ開始で情緒がグッチャグチャなんですよ(真顔)。どれだけニトロに心乱されればいいのか。蛍丸と石切丸の極シルエットも来たし……。

 ThunderboltFantasy、3期決定おめでとうございます……本当にめでたい……続けられるかハラハラしていたので本当に嬉しい……。じわじわ知名度増えていってる感覚はあるので、3期にはニコニコあたりで見られるようになっていると嬉しいなあ。

12話


  

 め、眼鏡ーッ!!!!!!
 自分が持っている財や立場を失っても切り替えのできる男が、「自分の持っていないものを持っていて、あまつさえそれを生かさずいい加減に生きている」殤不患への執着を捨てられずによりにもよって一番働きかけてはいけない男に「この男に殤不患をどうにかして貰おう」と 働きかける、いやー、人間だなって感じでした。そういう所含めて「真面目に悪党やってた」んだなぁ……。婁さんが剣を抜いた瞬間の「え?」、「なんでそうなる?」という純粋な疑問がポロっと出たようで妙な幼さがあり、 見てはいけない物を見てしまったような気持ちにもなったりしましたし、躁演師の手(=魂)が離れてただただ物体として木にぶら下がっている姿、哀れさとシュールさを醸し出していて……おお……。
 それにしても本当にバリエーション豊かだったな嘯狂狷……眼鏡割れて帽子ズレたものも展示されるんかな……。

 三人道中の中で殤さんが出した筆といい、そもそもの魔剣目録といい、 魔法の道具を作る仙人のような人が西幽にいるとの事ですが、3期で出番あるのかなーあるといいなぁ。それにしても殤さん、凜にそれを見せてよかったのかな……いや「具体的にどういう手を使うのか」を見せないと信用されないものだけど、相手が凜なので視聴者としては信用できねえ。

 「あ?どったの?浪ちゃん」はいくらなんでもカワイイ、やめて、やめてくれ……脳が麻痺する……聆牙のアドリブ集だけまとめて延々聴いていたい……。
 そういえば凜、あれだけ「顔も見たくない!!!」ってガチギレしていた嘯狂狷が伝言板と化していたのにほぼ無反応でしたね……まあ……もう死んでるもんな……死んだ人間の心が動くことは決してないもんな……。

 「魔剣目録にはスッゴイ魔剣が残り三十三振りもある、中には妾さえしのぐ魔剣もあろう、天下も夢ではない」と甘い声で囁く七殺天凌の説得ロール、にべもなく振られていて笑ってしまう。媛の「んぅ……」みたいな困った声、正直めちゃめちゃ可愛い。
 そこに現れる殤さん、ウワーッ殤さんのテーマだーッ!!!!2期で聴く機会少なかったからめちゃくちゃテンション上がってしまう。
 「何も変わらんさ」と歩み寄る婁さんを睨む殤さん、顔を動かすと瞳のハイライトが動いて「意志!!!!!」って感じで最高に興奮してしまう。そして「今の私に異を唱えるというのなら、あの日あの時に私を殺しておくべきだったのだ、そうだろう?」と問う婁さんに「俺は行いによってのみ人を断じる」ときっぱり返す殤さんがね……好きです……。 その姿勢によって失われた命があってもそれを貫き通すことは、並大抵ではないはずなので。そして「命は奪わない、その行いに駆り立てた縁を斬る」として対峙する、本当にかっこいいな……武侠だ……。婁さんにとっては「媛との繋がりを斬る」と言われたも同然なのでそりゃ「やってみろ」に殺意が漲るよね……。
 そして始まる迫力のバトル、躁演師もエフェクトも大暴れで気合いが入りまくっており圧倒されてしまうぜ……防戦一方の殤さんを遠くにスッと凜が入ってくるカット、ワクワクします。それにしても、1期当時は殤さんと凜の背中合わせカットが見れるなんて想像もしなかったな!!!(感慨)

  喪月之夜を使うのでは?という予想自体は出てたけど、「そいつに預けるのマジ!?」って感じだよ!!!そして操られても眼光は消えずめちゃくちゃかっこいい殤不患どの、初見で「ずるいよー!」って声が出ました。
 月をバックの逆光で、スライドしながら婁さんに迫るカット好き……迫力もそうだけど異様さがあって、「何が起こった!?」って視聴者と婁さんの気持ちがシンクロする感じが気持ちいいです。
 「心を魅了されてしまうなら、心自体を虚ろにしてしまえばよい」のは確かだけど、ベクトルを生み出すのもまた心であり、虚ろと化した心を誰に預けるかという……はあ……12話の「兵に自らの命を預けるのが将の器」をそっくりそのまま自分でやる所、マジで大物だよこの人……殤さま……あっ凜さん楽しそうですね!!!!
 それにしても喪月之夜に操られている時の殤さん、ロボットめいたカクつきのある動きをしていて「躁演師すっげ……」ってなる……。

 そして追い詰められた婁さんに力を貸すか否かで迷う媛、某所で「マリッジブルーだこれ!?」って言われててめちゃくちゃ笑ってしまった、確かに……いやでも元々マリッジのつもりなのは婁さんだけだったから……。所で背後で楽しそうにウッキウキ踊ってる凜さんはなんなの????(可愛いので)そして幻惑からのキセルチェーンで七殺天凌絡め取り、いや~凜の手口が綺麗にハマったもんだなぁと唸ってしまう。
 浪さんの「今だ、殤ッ!!」がね……いいよね……正気を取り戻した殤さんが放つ技が完全に気功使いメタっていうのもいいですね……1期では受けた相手の背中側の肋骨が爆散して絶命というとんでもねえ技ですからねこれ。
 婁さんも流石に相手の剣が木製(本当にヤバい縛りプレイだと思う)だとは思っておらず、金属のつもりで気を通して折ろうとしたら素通りしてそのまま自分に返ってくるという……。いやなんで生きてるんだろうこの人ヤバない?????

 あとまた技術的な話をするんですけど、筆先がまとまっていない筆に殤さんが気を通したら墨がにじむという描写はわかるけど、マジでどうやって撮影してるんですかねワンカットにしか見えないんですけどねーーーーーーーーーーーー?????あと夜空に広がる墨のエフェクトがとても綺麗で、こういう所のこだわりいいなぁって思います。

 封印される寸前の媛の演技本当によかったな……怯み恐れた手より尚暗く一人きりの闇に閉じ込められる最中に、あんな声で名を叫ばれたらそりゃ婁さんもああする。媛無くしてはなんの意味をも見いだせぬお人だからね。そして「そうまでして」媛を手放すまいとした婁さんの想いに戸惑い震える「震戒……そなた、そうまでして……」、最高でした……悠木碧はいい仕事をした……これ何回言ったんだ。

 丹翡ちゃん、前髪がちょっと伸びたのかな、衣装自体は変わっていませんが印象が大人びて、護印師と妻をやってるんだなぁと感じました。最悪捲殘雲死亡まであると思っていたので、本当に二人とも無事で夫婦漫才を見せてくれてよかった……めっちゃよかった……。

魔剣目録、初見では婁さんの腕と七殺天凌の刃部分が封印されたのかと思っていたのですが、よくみれば婁さんの右腕と、「妖姫・七殺天凌」の文字が二重線で打ち消されている形でしたね。余計怖くない????
 婁さんがあのまま谷底で死ぬとはね……ちょおっとスターシステム元的にも思えないのでね……3期でのカムバックとはいかないかもだけど、仕込みとして楽しみにしておきます。

 仙鎮城のおじいちゃんが抱えていた魔剣が新たに目録に加わり、減らしたはずの厄介ごとは増え、心安まる暇はない……トラブルばかり寄ってくる有様で、けれど浪は自然な笑みを零し「心昂ぶれば、ただ吟じ奏するのみ」「ならば、一曲唄いましょうか」でOP流して締める、最高に爽やかなEDだった……。生死一劍と同じ台詞で締めるあたりが心憎いですよね……。

 そしてEDで「あれっ、中央東口さんの名前がある……大原さやかさん!?」と思っていたらCパートで「蠍瓔珞がやられたか」「奴は我らの中でも略」のテンプレをやっている所に「殤不患に凜雪鴉、二人の手口は知っているぞ、魔族と手を組む気はないか」と刑亥さんが大見得を切っておしまい、3期へ続く!!!!!!

  来週からやってくれませんか!!!!待てねえから!!!!!