ろじうらのあかり

好きだからこそやるんじゃない やってるからこそ好きなんだ

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 第10話「魔剣/聖剣」



 だから予告で全部持って行くのやめーや(大の字)
 特に今回はめちゃめちゃびっくりしました……。

9話 11話

 

 

 OPから婁震戒どのがフルスロットルで笑ってしまうし、殤さんVS瓔珞ちゃんのシーンを見てしんみりしてしまう。

 入りでピントがあってた白いお花がもうほんとうに可憐で、ささやかで、ささやかだけれど確かに存在していて、 浪が「魔境」と称した東離にもそのささやかさ、可憐さ、儚さは存在しているし、浪にとってささやかどころか希少であろう殤さんの持っているもののメタファだと思いましたし、その白い花を置いて七殺天凌を追うために立ち去る浪の後ろ姿、「結局一番甘いのはお前様だよ」と視聴者を代弁する聆牙……最高に感情が詰まったシーンでしたね……。浪と殤さんの出会い、早めに語られて欲しい。身が保たない。


 凜さん、「よしこうしよう」が最高に胡散臭くて元気よく笑ってしまいました。主語を抜いて「足りない」と良い、相手が自分(の財宝の価値)を下げられたと反応した上で「逆だよ」と返してあれだけ相手を立てておいた上で「よしこうしよう」、いやー詐欺師の手口ですよこれは、勉強になりますね。そう言いながらキセルに葉っぱを詰めることで視聴者には「あっ」という察しが広がる。上手いな……。
 嘯狂狷の「よもや騙しているのではあるまいな?」にも「私の取り柄など幻惑ぐらいしかないが、君は通用しないだろう?」ってこう……相手の言った言葉が、そのまま自分の確かさを補強するように仕向けているので、マジで詐欺師の手口ですよこれは……

 仙鎮城の皆さんが生け贄としての再登場を果たすとは思っていなかったので、マジで心が切ないです。嘘やん……未来ある若者が次々とお亡くなりになるしよ……1話の小太り衛兵さんも食べられてしまったのかな……。
 ていうか婁さんがあまりにも七殺天凌ガチ恋勢、「お前らごときが懸想するなど身の程知らずめが」 、同担拒否にも程がある。
  「みだりに肌を晒すわけにはいきませぬ」とかもう……「妾に魅了された者どもが痴態を晒すのを眺めるのが楽しい」という媛の言葉にも納得はいってない様子だったしメッチャ妬くし、わりと束縛系彼氏だなこれ……という顔で見ておりました。多分婁さん、がらんどうに注がれたものがあまりに強烈(それだけのものだからがらんどうを満たしたとも言う)でまったく手名付けることができてないやつでしょ、恋する魔人、ですね……。(しみじみ頷く)
  「妾とあれは相性が悪い、一旦引くぞ」って言われたら「媛のお顔を曇らせるものなどあってはなりませぬ!」って仙鎮城に特攻かける所、「GMの制御が!効かない!!」って感じで完全にTRPGリプレイを……つまりレッドドラゴンを……読んでいる時のようだった……面白過ぎる……。そして神誨魔械を膝で挟んで折るというとんでもなさよ。
 なんだかんだ媛に踊らされずむしろ支配的なんですよね、「人」と「剣」の間柄であればそれは普通の事ですが、何せ「意志持つ剣」と「剣に仕える人」でありながらそうあれるのは、「全てに意味はない」としていた過去があり「剣は道具にしか過ぎない」という見方があるからなのだろうな……。ていうか婁さん、マジでどういう修行を積んだの???どこに行けばそう言う修行を積めるの?????
 
  多分戦力的に見れば東離最強の気がする七殺天凌&婁震戒カップル、それでも精神面に危うさがあるので、ほころびはそこから生まれるのでしょうねえ。
 
 で、予告!!!なんですけど!!!!お前!!!!お前!!!丹翡ちゃんを未亡人にしたら絶対に許さねえからな!!!!!