ろじうらのあかり

好きだからこそやるんじゃない やってるからこそ好きなんだ

読書感想:「GODZILLA 怪獣黙示録」 「GODZILLA プロジェクト・メカゴジラ」

 鯖の水煮缶半分とざく切りトマト半個をご飯の上にのせてめんつゆかけた丼がおいしい。
 というわけで以下は感想ですよ。

 GODZILLA 怪獣黙示録」
 「GODZILLA プロジェクト・メカゴジラ






 両方とも「映画見る前に読めばあのシーンこのシーンがより胸熱だぜ!!」という構成に仕上がっている(そして発売は映画公開前)のがうまいなあって思いました。特に2巻ラストとかね……なあハルオ……。
 どっかのインタビューで監督が仰っていた、「映画の尺に入りきらないところは小説にしたりパンフの資料に落とし込んだりしてやっています」という話だったんですが、その「入りきらなかった部分」がちゃんと書いてあって、より映画の深みが増したように思います。私はゴジラシリーズは「シン・ゴジラ」しか知らないのですが、他の人のレビューを読む限りでは過去のゴジラシリーズ好きな人には嬉しいネタがいっぱいあったみたいですね。
 それにしてもただただ絶望の記録であった……聞き取り形式で進んでいく話を見ながらずっと「戦争は女の顔をしていない」を思い出していたんですけど、それよりもっとひどい展開だったというか……どうにもやりきれない話で、それでも面白かったし読み応えがあったと思います。どれだけ先の未来でも、必ず残ると信じて託そうとする「筆者」に力を分けてもらった気さえする。
 「私の故郷を破壊した人と、私を救った人は同じ(人種)だった」女の子のエピソードが一番印象に残っております。

 まだ2章を見ていないので、見るのが楽しみだなー。