ろじうらのあかり

好きだからこそやるんじゃない やってるからこそ好きなんだ

みにくいモジカの子:花椿ルート


 発売前、メンバーの中で一番強そうなオーラを出していた椿ちゃんルートです。


 



 
 「樹望町で重要なマグイ祭の巫女で、丁重に扱われている」という立ち位置なので黒幕かそれに連なるキャラなのかと思ったら、実際は登場人物の中で一番純粋で純真だったというね。
 気持ちよく騙された感じはします。
 コンセイサマに飲まれかけた椿ちゃんを助けたあと、拷問じみた絞りを始めたのは相当強かったですね……。心の声も相まって強かった。
 あとプラネタリウムの初回のシーン、「よかったら」で種崎くんに手コキ始めるの正直笑ってしまった。あとなに、モジカにおいてラブホテルって虚しいセックスをする場所なの????みたいな気持ちはある。
 椿ちゃんが「感情を持つ人間がコンセイサマに近づくと飲まれてしまうので、感情を持たないように育てられ、コンセイサマの体液(=タマサ)を手に入れるため奥の院に入り込む」というとんでもねえ役割を負わされていることを知った種崎君は、自分の境遇も捨て置いて(まああの時点で復讐はほぼ済んでたし)椿ちゃんに人間らしさを教えようとします。すれ違いの後プラネタリウムでのセックスで「共感」というキーワードが出てくるわけですが、まあ要するにそれは「同じ時において同じ感情を共有する」という「愛」の形の一つで、椿ちゃんルートは正直かなり正解に近かったんですよね……。
 返す返すも、種崎捨があの時顔を上げられていた(=モジカごと生きる決意)らな……という思いはあるんだけど、上げられるわけがねえだろだって種崎捨だぞ、自分で教えて手に入れた愛する人の本心を知るなんて事、「失う」事への恐れを抱かないわけがないだろ、プレイヤーにも制御できなかったんだぞ、という気持ちもあるので、まあ必然……必然か……つれえ……。
 結局コンセイサマにも「他心通(=モジカ)は自分でも制御できない」と言われてしまうわけですし。

 ラストセックスに関してはねー、えっとねー、あのスチルの時点で「そういえばこれ……完全主人公視点だったのでは……?」という思いがふと過ぎったあたりでなんとなくおかしい気はしましたね……。本がバサバサ落ちてきて「おっと凝ってるなー」と思ってね……うん……うん……椿ちゃんは種崎君をひとりにしなかったね……(顔を覆う)


 あと、椿ちゃんのテーマというか「史」がすごく好きです。
 落ち着いた曲でよい。
 担当声優の木村あやかさんについては、村正のオリガや凍京NECROのコン・スーなどで耳慣れていたのですが、エロシーンでのボイスがヤバかったっすね……囁きの入った喘ぎっていうか、これちんちんに来る人相当いたのではないか。
 椿ちゃんの「種崎」呼び、地味に好きです。