感想:Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 第2話「奪われた魔剣」
「謎の姫」ってなんやろなー姿さえ見せない姫ってどういうお方なんやろ、と思っていたらまさかの「媛」だったのでパニックを起こしたやつです。そりゃ起こす、媛を存じている人間なら誰だって起こす。
そうなのだ……千子村正の事があるというのにすっかり忘れていたのだ……ニトロは「妄想なら自由だよね!」と思っていたことを本当にやる愛すべき馬鹿集団だったのだ……(シグルイの「加減しろ莫迦!!」のコマを思い浮かべながら)
でも加減したらそれはそれでどっち付かずになるので、やるなら振り切るべきだと判断するのがニトロでもあるし、なればこそ拒絶反応もありつつ、「それをやった」事そのものに対しての意義を肯定されるのだな……とも思うし……(ととのの方角を眺めながら)。
ちなみにこれは近年のニトロに対しての個人的な感想と見解なので、あんまり鵜呑みにしないでくれよな。
以下は普通にサンファン2話の感想です。
1話 3話
凜雪鴉マンが何か喋るたびに面白いので困る、何かのギャグなんでしょうかこれは
それにしても殤さんに助けて貰った仙鎮城のおじーさんを「それは殤不患と蠍瓔珞の狂言だよ!揃ってこの城の守りを薄くしようとしてるんだ!」って方向に持って行かんとする嘯狂狷に助け船を出す凜雪鴉、まあいつもの凜雪鴉ですけど丹翡ちゃんに言及した点は「お前が!世間知らずの小娘を!手玉に取った悪党なんだからな!!」という気持ちになったな……。殤さんが「正しくあろうとした事だけは悔やむな」と言ってなかったらマジであのまま魑翼のエサだったでしょうし。
あと「政府の役人としては、ただ一人の男に巨悪を滅ぼされたとあっては立つ瀬がないのですよ」って言ってるシーン、完全にゴッサムシティとかスパイディがいるNYの警察でしたね。つまり殤さんはヴィジランテ……。
ところで2期の殤さん、目録を巻いたりちまちま直したり、そういう手先の細かい動作がいちいちかわいくてこっちはどうにかなりそうです。1期でも剣のお手入れしたりはしてましたね。
目録の仕組みも「巻物」という体裁を成しているからあの形に落とし込まれているのであって、目録の形が完全でなくなると、剣が目に見える形で開けなくなってしまうというの、画像ファイルの拡張子問題みたいでわりと身近だなって思いました。
視聴者側の疑問をほぼそのまま殤さんに聞いてくる聆牙、それを受け手「つまり○○だな」と結論を出してくれる浪巫謠、マジで2期の癒やし、かつ重要なポジションだな……。
で、媛ですけど。CVが。悠木碧。
FGOで例えると酒呑童子からはんなり喋りを抜いて高貴さを入れた感じの甘い声でして。「そのような甘い声でいらしたので!?!?!」って大混乱しましたね。
見ているこっちは魅了抵抗判定を振るまでも無く確定失敗ですからそれはいいとして、蠍瓔珞ちゃんは本当によく抗ったよね……「自分を手に取れば、この世の全てが思いのままよ」という誘惑に対して抗えるのは「自分の身をわきまえている」という事なので、ますます株が上がりました。まあ3話でタイトルなので……死にそうなんですけど……そしてCVが石田明の青ざめた破戒僧が登場なのでこれからますます大荒れなんだろうな!!!たのしみ!!!!!
所であの終わり方からEDに入ると、殤不患の走馬灯にも見えないことはなかったし完全のノリがイメージビデオでそっちの意味でも混乱しました。
ぶっちーの外連味が大爆発した1期の次回予告だーい好きだったので、それがないのは正直寂しい。ここは2期の残念なところです。